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68歳。「愛情を届ける裏には苦労を乗り越えたギター奏者のじいちゃん」福岡県筑後市 建材屋 渡邊清治

じいちゃんプロフィール
渡邉清治(ワタナベセイジ)68歳。1956年(昭和31年)8月11日生まれ。熊本県山鹿市生まれ。結婚後は4男の子どもに恵まれる。も、いろんな苦悩をしてこられていた清治さんエピソードをインタビューさせていただきました。

不幸な目には合ってきたけど、苦労はしていない。

丸屋:清治さんについて教えてください。

清治さん: 福岡県筑後市で育ちました。一人っ子だったんですが、実は妹がいたかもしれないんです。でも、母が病気になり、体力もなく子どもをあきらめたそうです。自分が中学2年生の時に母は亡くなりました。寂しくもあるし、兄弟のいる友だちがうらやましかったですね。

昭和の時代の初節句で母に抱えられる赤ん坊の白黒写真

(お母様と初節句のとき)

丸屋:清治さんはどんなお仕事をされてありましたか?

清治さん: 46歳までは家具の資材屋さんに勤めていました。仕事ではホテルシーホークに携わったこともあり、忙しくて友人と飲みに行く暇もなく、家庭サービスもあまり出来ませんでした。でも、株の影響で会社が倒産し、プチうつにはなりましたけど、ご縁があって建材屋に勤めることになり62歳まで働きました。忙しい時期もありましたが、そこから余裕が出来て飲みに行くようになったり、家を建てたりすることができました。

家族として、不幸なことばかりだった。

丸屋:清治さんの苦労されたことはあられましたか?

清治さん: 4人の子どもには恵まれましたが、次男は病気で1歳半で亡くなり、また4男は事故で亡くなりました。孫にまで同じ思いはしてほしくない想いで、父が大工で建てた、思い入れのある自宅でしたが、新しく自宅を立て直しました。

結婚式で撮られた祖母との写真

(長男氏の結婚式で祖母と撮られた写真)

丸屋:清治さんが子育ての中で大切にされていたことはありますか?

清治さん: とにかく「人に迷惑をかけないように。優しく接するように、助けてあげること」ですね。自分が生まれつき、ひどい喘息で中学1年生まで往診に来てもらってはペニシリン注射を打ってもらったり、高額な吸入をしてもらったりしていました。体育の授業は休んでいた時もありますが、走るのは好きだったのでそこは出たり、少しずるがしこい学生でした。

井上陽水、吉田拓郎全盛期のフォークブームがまさか今に繋がるだなんて

ライブイベントで弾き語りを披露するおじいちゃん

(イベントでギターを弾かれている姿)

丸屋:ギターをされるきっかけは何かあられたんですか?

清治さん:仕事中にふらつきが見られて脳神経外科を受診したら、前頭葉が7㎜委縮と言われたんです。側頭葉までそれが広がったらボケるかもしれないと言われて、それ以来ずっと血液サラサラの薬とかを飲んでいます。手のしびれも見られていて、何か運動をするようにと勧められた中で、高校生の時にフォークブームでギターをしていたので、それをまたやってみようかなと思い始めたのがきっかけです。

2年間くらいは遊びでYouTubeを見て独学。納得が行かず、ギター教室に通っています。自分でYouTubeチャンネルを作ってみたり、イベントに出てみたりするようにもなりました。あるイベントでは「上手ですね」と初めて声をかけてもらい、実力を出せていなかった自分は「本当はまだ上手ですよ」なんて言ったら笑われましたけど。

丸屋:清治さんにとって幸せとは?

清治さん:妻・子ども・孫が幸せであること。ライブでギターを弾いてよかったと言ってもらったり、自分の歌で泣いている人を見たときですね。それから、良い友だちにたくさん巡り合うことですね。

あとがき

イベントの際によくお顔をお見掛けしていた清治さん。いつも私の応援をしてくださる、心強いサポーターさんです。ギターをされていることはSNSでもよく拝見させていただいていましたが、実際にお話をさせていただき、優しい笑顔の裏には、本当に苦しい経験をたくさんされてこられたんだなぁと。だから、誰にでも優しい笑顔で包み込んでくださる方なんだなぁと感じました。半崎美子さんの「母へ」という曲を聴くといつでも泣いてしまうという清治さん。感謝をこめて。

丸屋優子

福岡県久留米市在住。 「タクティールケア専門」メンテナースえんざくら 代表 看護師歴19年目であり、高齢者施設や訪問看護でじいちゃん・ばあちゃんの医療面でのサポートを実施。令和6年12月にココロとカラダを癒す究極の触れるケア(タクティールケア)を専門とした保険外訪問看護を開設。

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