ばあちゃんプロフィール
広瀬 スミ子(ひろせ すみこ)。1940年生まれ。84歳(2025年7月取材時)。
煙草農家に生まれ、幼少期はやんちゃな子供だったそう。現在は愛媛県運転免許センターの食堂「こころ」で働いている。今回は、若いと評判のスミ子さんの若さの秘訣を深掘りするべく取材した。
死ぬまで働きたい!
知人からとても元気なおばあちゃんがいると聞いて伺ったのは愛媛運転免許センター内にある食堂こころ。鋭い眼光で食器を拭いているスミ子さんがいらっしゃいました。話しかけると先ほどの鋭い眼光とは打って変わって素敵な笑顔。時々冗談も交えながら楽しくお話ししました。幼少期は男の子の友達と池で遊んだりなんでも物おじせず挑戦したりと活発な女の子だったそう。地元の病院に医療事務として就職してから長く働き、79歳のころに友達の紹介で再び働き始めました。そんなスミ子さんのお話を聞いていて印象深かったのは死ぬまで働きたいと言っていたこと。とにかく今のお仕事を楽しんでいて、ずっと働き続けたいと語るスミ子さんの目はキラキラと輝いていました。

体内年齢73歳。若さの秘訣
好奇心旺盛だと自分でも語っていて、友達に誘われたら経済的に許す限りどこでも飛んでいきなんでも経験するそうです。そして人とお話しするのが好きなんだそう。
「何か一つは勉強になるやん、頭の中に残って帰れるんよ」
なんでも吸収しようという姿勢や気持ちの若さがスミ子さんの若見えを支えているんだなと感じました。また精神面以外にも若さの秘訣はあります。午前中働いた後、暇なときにはジムに行って体を動かしているそうです。そのおかげもあって体内年齢は驚異の−11歳!
「貯金はないけど筋肉貯金はあるんよ」
と言って誇らしげに話してくださる様子が本当にお若くて。私もこんなおばあちゃんになりたいと思いました。

スミ子さんの心に刻む言葉
スミ子さんには大切にしている言葉がいくつかあるそうで、この取材用にとわざわざ紙にまとめてきてくださいました!(本当に気が利くお方で、、ありがとうございました!)その中でも特に印象的だったのはこの二つです。
・PPH(ピンピン、ひらり)
・困難は乗り越えられる力があるからこそ与えられる
PPHとは諏訪中央病院の名誉院長で、医師・作家の鎌田實先生のお言葉で、死ぬ間際までピンピン元気に生きて、ひらりと逝くという意味だそう。ピンピン元気に働くスミ子さんの目標だと聞いて納得しました。二つ目の言葉もすごくいい言葉で、そんな考え方があるんだ!素敵、、と感銘を受けました。私も胸に刻んで生きていこうと思いました。

今回スミ子さんとたくさんお話しして、私まで若返らせてもらったような気がするほどにパワーをもらいました。スミ子さんのように輝きながら、楽しみながら、学びながら、、素敵に年齢を重ねて行けたらなと思います。スミ子さん、本当にありがとうございました!またお話ししましょう!
あとがき
こんにちは!うきはの宝株式会社でインターンをしておりますひなたです。地元愛媛から福岡の大学に進学し、毎日奔走しながら私らしく頑張っております(笑)この記事が私の記念すべきデビュー作でございます!(つたない文章だったかもしれませんが、、)ここまでお読みいただきありがとうございました!今後も愛媛のおじいちゃんおばあちゃんを取材できたらなと思っておりますので!またばあちゃん新聞web版でお会いしましょう!
感想・コメント
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これからの参考になります
PPC(ぴんぴん・ころり)は聞いたことあるけど、PPHは初めて聞きました。確かにひらりの方がころりよりも軽やかで、しなやかな感じですね。ひなたさんの文章も気持ちが伝わってきます。その若さで将来のばあちゃん像があるというのも素敵です。頑張ってください。
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