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私の「作る楽しさ」の原点はおばあちゃん。こんな人になりたい…私の憧れです。

ばあちゃんプロフィール
房村敦子 96歳。軍隊の教官だった父から刷り込まれた「軍隊式の教育」のおかげで、毎日規則ただしい生活ができているそう。そしてそれが長生きの秘訣。おばあちゃんオリジナルレシピの毛糸の靴下は大好評。親戚一同の冬の必需品です。

いつも上品なおばあちゃんは私の憧れ

私の実家から徒歩数秒で一人暮らしをしているおばあちゃんは、いつ会っても綺麗にお化粧をしているんです。ドレッサーには、櫛や手鏡がきちんと置かれていて、本当に上品で可愛くて、私はこんなおばあちゃんになりたいな、といつも思っています。キッチンや玄関にはいつもお花が飾ってあるし、おばあちゃんがパッチワークで作ったタペストリー、着ている服はほとんど手作り。一方、孫の私は上品でもなければ、いつも慌ただしい…でもおばあちゃんの作品を見るたびに「だから私も作ることが好きなのかぁ」と自分との共通点を見つけては、おばあちゃんの孫でよかったな、と思っています。

おばあちゃんお手製のタペストリー

戦争でできなかったことも、いつからだって追いかけられる。そんな大切なことを教えてくれたおばあちゃん。

13−17歳まで通った女学校の卒業式の夜、神奈川県川崎市を壮絶な空襲が襲った。必死で逃げる中、青葉だった麦畑に潜り込んで一夜を過ごしたおばあちゃん。枕元に置いていた、その日もらったばかりの卒業証書は灰になってしまったけど、おばあちゃんの命が助かってよかった。本当にありがとう。美術が好きだった女学生時代。学徒動員で美術の授業は受けられずでしたが、一度だけ美術の先生に風景画を提出した時に「君は絵が好きなんだね」と褒められたことは嬉しくて覚えてるんだって。そんな話、聞いてる私も嬉しくなる。そんなおばあちゃんは、介護していたひいじいちゃんを看取った後、心にぽっかり穴が空いてしまった。そこにたまたま目に止まった油絵教室の案内。「65歳ですが…大丈夫ですか?」と電話して教室に通い始めた。その後おばあちゃんの作品は賞を取って、地元の市立病院に飾ってあります。そんなの、はっきりいって自慢です。皆さーん!うちのおばあちゃんが描いた絵ですよー!ひいじいちゃんも天国できっと喜んでる。

賞をとったおばあちゃんの油絵

大人になった今だからこそ聞きたいことがあるし、見せたい成長がある。それをリアルに伝えられる時間を大切にしたい

一緒に洋服を作ったり、おばあちゃんオリジナルの毛糸の靴下の編み方を教えてもらったり、恋バナだって聞いてもらった。私も親になって、現在子育て真っ盛り。そういえばおばあちゃんの子育て時代ってどんなだったんだろうなぁと思って電話をしたら、子どもたちに手作りの洋服を独学で作っていたこと、自分のものは後回しで頑張って貯金をしていたこと、いろいろ話してくれた。でも一番は「子育て中は体が資本。自分の体も大事にするのよ。」なんだって。わかりました!たくさん寝ます!

こんなに近くに憧れの人がいるなんで幸せ。おばあちゃんのおかげで「思い描いたものを作る」ことが好きだし、私が作った牛乳パックのお財布を「これが病院に行くのにちょうどいいのよ」と大切に使ってくれていたり、牛乳パックのお花を褒めてくれたり…おばあちゃんに見てもらえることも、私の作りたい気持ちに繋がっているよ。まだまだ色々、たくさん教えてほしいし、聞かせて欲しい。可愛くて上品なおばあちゃんがだーいすき。また電話するから、たくさん話そうね!

牛乳パックで作るお花

ミルクぱく子

牛乳パックや豆乳パックを鞣して革のような質感を宿し、日常使いの小物や花へとアップサイクルしています。過去にはジーパンを制作したことも。冷たい冷蔵庫から飛び出して、誰かの手元で再び輝くパックの姿を楽しんで頂きたいです。ポップアップやBASEにて販売中。

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