人生の最期の締めくくりの儀式で使う写真が「誰も納得する写真ではない」という現状への悔しさ。
みなさん、こんにちは!シニアフォトクリエイターの條 晋太朗です!作業療法士の視点を活かし、シニア専門の写真制作をしています。写真撮影だけでなく、シニアファッションショーやシニアペイントフォト・シニア撮影向けの写真撮影講座を実践しています。今回、Web版ばあちゃん新聞では、「シニアフォトエッセイ」と題し、僕が写真を通して出会ったシニアの″魅力″を伝えていきます。

僕がシニアフォトクリエイターとして活動を始めたきっかけは、「遺影」でした。今まで22人の方の看取りに携わりました。その22人のシニア・家族全員が「納得する遺影写真がない」と。人生の最期の締めくくりの儀式で使う写真が「誰も納得する写真ではない」、その現状がたまらなく悔しかった。「遺影で後悔する人をなくそう」それが始まりでした。
シニアに恩返しをしたい。「今が1番楽しい!」というシニアを増やしたい!
僕は今まで1万人のシニアの写真を撮らせていただきました。そのほとんどが、老いに対してネガティブでした。「なんの価値もない人生だった」「はよ死にたい」。歳を重ねるだけで、存在価値がないような発言をするシニアばかり。僕は、シニアと写真によって人生を救われました。だから「シニアに恩返しをしたい」「今が1番楽しい!というシニアを増やしたい」その想いだけで、走り続けています。
「老いが楽しい社会」を創るため、「日本のシニアフォトと言えば、條 晋太朗」と言われるように、これからも人生をかけていきます。みなさま、よろしくお願いいたします!
