ばあちゃんプロフィール
名前はフサコ。わたしは『進化中』のばあさん。
大正15年、南国枕崎の光と海風を浴びて生まれました。人生の大半をこの地で暮らし、戦争という混乱の渦も働きながらくぐり抜けてきました。夫はカツオ船に乗り、海を駆ける男でしたが、その間、わたしは鰹節の行商、郵便局務め、焼酎工場で汗を流し、女ひとりで三人の子どもたちを育て上げました。わたしは働き者であり、そして「貯める者」です。硬貨の音は、心地よい子守唄のようでした。
わたし流
月日は流れ、わたしは認知症を患うようになりました。子どもたちの顔と名前が一緒になり、「誰だっけ?」と首をかしげることもありますが、それでも家族が訪ねてくれると、他の誰よりも愛想よく迎えます。「あんた誰?」と言いながらも、笑顔を忘れないのがわたし流です。

1年前、運命の大転換。
家族が「余命いくばくもない」と予想したのが、わたしの本当の冒険の始まりでした。療養病院から退院し、
「しゃば」に戻ったわたしは、日に日に進化していくことを家族に見せつけました。
何より、若い頃から続けていたオリジナルの朝夕ストレッチ体操が、その秘密兵器だったのかもしれません。
わたしは日々「できること」を少しずつこなしながら、笑い、食べ、眠り、進化しています。朝の陽ざしを浴びながら手足を動かしなんとか目の前の襖を開けようとするとき、「あたしゃ120歳もいけるぞ」と心のなかで唱えます。
それが妙に心地よいのです。
「進化中ばあさん」として、わたしの人生=冒険は続きます。家族が「今日も元気だね」と驚く顔を見るのが、
わたしにとっての生きがいとなっています。

看護小規模多機能型居宅介護施設『看多機ほーむかろん』の魔法
フサコさんが進化していく力の裏には『看多機ほーむかろん』の魔法が隠されています。
看多機ほーむかろんとは、枕崎の豊かな自然と温かい空気の魔法とともに、集う人・関わる人・地域で暮らす人、
一人ひとりが心地よく、ご機嫌様で過ごせる毎日を目指している看護小規模多機能型居宅介護施設です。

訪問・通い・泊まりを組み合わせ、お一人おひとりの暮らしに寄り添いながら、その人の「やりたいこと」や「できること」を一緒に探していく名人が多数在籍!「トイレにいきたい」「食べたいものをおいしく食べたい」そんな普通を叶えるために、できることをできたひこ、毎日こつこつ普通のことをやり続けています。
また、看多機ほーむかろんは「ねばならない」を手放し、「できること」を大切にするケアを心がけています。
たとえば、むせる力も身体の機能の一つ。食べる楽しみを諦めず。

笑いあり、温もりありの毎日をご一緒に。
あるかろんスタッフ〜募集中!
「枕崎らしさ」を感じられるこの場所で、笑いあり、温もりありの毎日をご一緒に過ごしませんか?
私たちは、ここで出会うすべての方が「ご機嫌様」になれる場を作り続けていきます。


「Life Is Beautiful」
枕崎の空気、季節ごとに変わる陽の光、心を包み込む温かさ。
必要なものを、必要なときに、必要な分だけ。
笑いとおまじないの力を借りて、
一人ひとりが自然と「ご機嫌様」になれる場所を目指して
生命力を大切に
『一分一秒でも多く幸せを感じられるように』
一般社団法人LIB
看多機ほーむかろん
代表 山下友香
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